インタビュー特集

デザイナー 中武ひかり

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第6回写真展「写熱前線」に出展したメンバー総勢16名をキャラクター化してくれた、デザイナーの中武ひかりさん。はまっこ写真クラブをイラストというカタチでサポートしてくれる彼女に、今回インタビューをしてみました。

まず、はまっこ写真クラブの印象をお聞かせください。

それぞれ自分の撮りたいものを自由に撮って、自分の好きなように展示していますよね。プロの方もアマチュアの方もいますが、「写真が好き!」っていう気持ちがまっすぐに伝わってきました。みんながここまで好きなことに夢中になれるのは、ちょっとうらやましいですね

写真展をごらんになっていかがでしたか?

人ひとりの個性が、本当によく出ていますよね。個人的には、鈴木さんの写真の色遣いや空間の見せ方が好きです。あとは、田中さんの展示も世界観出ていてステキだなって思います。参加しているメンバーによって、撮り方も展示の仕方もさまざまなので見応えがあります。でも、堅苦しいところはなくて、気軽に楽しく見ることができるのが魅力ですね。それと写真だけではなく、撮っている皆さんも個性的なので、はまっこ写真クラブをマンガ化してもおもしろいんじゃないかなって思いました(笑)

はまっこ写真クラブのメンバーをキャラクター化するにあたって気をつけたことなどはありますか?

hamakko_all.jpg写真を見て「似せる」ことはできます。でも、私の場合はその人の個性というか「魂」を描きたいんです。今回、キャラクター化するにあたって参考とする写真もありましたが、その人のプロフィールを教えてもらったり、フェイスブックの投稿を一人ひとり追っていき、描く前に少しでも人物像を把握できるようにしました。ちょっとしたストーカーと思えるくらいフェイスブックには目を通しましたよ(笑

マンガやイラストを、はじめたきっかけはなんだったんでしょうか?

IMGP4184.JPGはまっこのメンバーを描いている、中武ひかりさん。「紙と鉛筆があれば、本当におとなしい」と、幼いころから母に言われていました(笑)それくらい、絵を描くことは好きでしたが、気がついたらそんなのでしたから、きっかけはちょっとわかりませんね。ただ、祖父がいろいろな芸事を嗜んでいて、水墨画を描いていたようです。私の思い出の中では、チラシの裏にボールペンで描く絵がものすごくうまかったという記憶があるので、私が絵を描くのもそんな祖父のDNAが受け継がれているのかな、と思ったりもします。




今後の活動について教えてもらえますか?

「今回のはまっこ写真クラブのメンバーのキャラクター化もそうですが、人に向き合ったクリエイティブをしていきたいですね。まだ、はっきりとはしていませんが、たとえば暮らしている街の人々に焦点をあてたマンガとかを描いてみたり。私のまわりにはマンガにしたくなる、いい意味でヘンな人が多いので(笑)
世の中のいわゆる「普通の人」って、そんなに普通じゃないと思うんです。むしろ、普段の生活の中で出会う人たちこそおもしろかったりします。今は、どうやったらこの想いをカタチにできるか、いろいろと考えているところです。

では、最後にはまっこ写真クラブについて一言お願いします。

「私は写真の良し悪しはわかりませんが、その写真がどんな想いで撮られたのか、どういうストーリーがあるのかということに興味があります。はまっこ写真クラブの写真には、それぞれ個性的なのですごく興味をひかれます。写真の撮り方や被写体などさまざまですので、ぜひ一度写真展に足を運んでお気に入りの人や写真を見つけにきてはいかがでしょうか?



プロフィール

中武ひかり
1989年2月22日生まれ。山口県出身。
大阪芸術大学キャラクター造形学科を卒業後、イラストレーター・デザイナーとして活躍。
過去、伊豆急トレインジャック広告シリーズや某百貨店のキャラクターデザインなどを手がける。
「海とリラックマを愛する島娘」とは、本人の弁。趣味は居酒屋巡り、特技は人間観察。

最近の作品

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